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【フードライター浅野陽子のMSC「海のエコラベル」情報を現地より発信中!】

MSC日本事務所オフィシャルライターの浅野です。
現在、新型コロナウイルスの影響による非常事態で、いまだ世界的に大変な状況が続いています。

そんな中でも、MSC認証の持続可能な水産物を推進すべく尽力している企業や組織は数多くあります。MSCではそんな人々を「海のヒーロー」と呼び、ウェブサイトでも紹介しています。今回の記事でも、「海のヒーロー」が登場します!

さて、「MSC『海のエコラベル』が付いた製品はスーパーやコンビニで購入できるけれど、レストランでも食べられるの?」と思ったことはありませんか? 今回はカップルや家族連れで気軽に訪れて、MSCのシーフードメニューを楽しめる、葛西臨海公園内の「PARKLIFE CAFE & RESTAURANT(パークライフ・カフェ&レストラン)」を紹介します。
※本記事は2020年3月24日に取材した際の写真を使用しております。

目の前は海! 自然豊かな葛西臨海公園の中にあるカフェ

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JR京葉線に乗って東京駅から千葉方面に向かうこと10分あまり。
葛西臨海公園駅を降りると東京湾に面した広い公園があります。
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駅を降りて目の前という抜群のアクセスで、入場料も無料。園内には水族館や大観覧車もある葛西臨海公園は東京都が運営しています。
東京や近郊に住む人なら、一度は訪れたことがあるのではないでしょうか?
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こちらの葛西臨海水族園では以前、ココリコ田中さんのMSCアンバサダー就任式や、サステナブル・シーフード・ウィークのイベントを行うなど、MSCとは何かと縁の深い場所です(水族園は残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大防止のため当面の間休園中ですが…)。

そして、葛西臨海公園内のPARKLIFE CAFE & RESTAURANTで、なんと、MSC「海のエコラベル」が付いたシーフードメニューが食べられるようになりました!

話題のレストランを国内外で運営する、ゼットンの新しい取り組み

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PARKLIFE CAFE & RESTAURANTは、水族館正門のすぐ隣にあります。
遠くからでも目に止まる、流線型のダイナミックな外観が特徴的。

今回は、同店を運営する株式会社ゼットンに取材してきました。
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ゼットンと言えば、ハワイ好きなら知らない人はまずいない「ALOHA TABLE(アロハテーブル)」(代官山をはじめ全国に複数店舗あり)をはじめ、渋谷のオープンエアダイニング「神南軒」、名古屋の「ガーデンレストラン徳川園」など、東京と名古屋を中心におしゃれなレストランや、カフェ、バーを国内外に70店舗以上運営する総合飲食企業です。

私自身もフードライターとして何度もゼットンのお店には取材で伺っています。

人気の店舗を数多く運営する企業のゼットンに、MSC「海のエコラベル」付きメニューを扱ってもらえるのは喜ばしいことですが、どのようにしてMSCと出合うことになったのか、またゼットンが目指すサステナブルな目標とは、どんなものでしょうか?
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同社の取締役 企画開発室長兼サステナビリティ推進責任者(CSO)の山田大輔さんにお話を伺いました。

ゼットンの創業は1995年、企業理念は「店づくりは、人づくり。店づくりは、街づくり。」
20年以上様々な人気レストランを展開し、さらに屋外バーベキュー場の運営などアウトドア関連事業やウェディング、公共施設の再開発にも多く携わっています。
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2017年には公益財団法人東京都公園協会が公募した、葛西臨海公園内の飲食店リニューアルプロジェクトをコンペで獲得。これがきっかけとなり2019年末、ゼットンとMSCが結びつきます。

「葛西臨海公園に何度も足を運ぶうちに、目の前が海(東京湾)というロケーションや、野鳥の生態系も保護する自然豊かな環境に魅せられました。
『僕たちがこの美しい公園を次世代へとつなげるにはどうすればいいんだろう?』と調べ、考え抜きました。その結果、サステナブル(持続可能性)というキーワードが浮上して大きな軸となり、必然的にSDGs(国連の持続可能な開発目標)そしてMSCとの出合いへとつながっていったのです」(山田さん)
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2019年4月に、SDGsの17の目標や、パリ協定などをベースとしたゼットン独自の「SUSTAINABILITY STRATEGY 2019-2020」を発表。

「持続可能な低炭素・脱炭素社会実現への貢献」「持続可能な資源利用社会実現への貢献」など4つの項目を掲げ、葛西臨海公園内の店舗を「サステナビリティ旗艦店」と位置づけています。
国内で運営する一部店舗では、消費するエネルギーを風力発電に切り替え、使い捨てプラスチックのストローや容器を使用しない脱プラも行うなど、サステナブルな活動を推し進めています。

サステナブル活動は葛西臨海公園のプロジェクトだけでなく、全社を通した目標に設定。今後は、他の店舗での展開も順次目指していくとのことです。
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お店の運営だけでなく社内でもサステナブルな意識を強く持ってもらうため、ペットボトルに代わるロゴ入りのオリジナル水筒を作り、全社員に配るという取り組みも行っているそうです。
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このPARKLIFE CAFE & RESTAURANTの店舗のオープンは2019年3月でしたが、同年12月にゼットンがCoC認証を取得。今年2020年3月から、MSC「海のエコラベル」が付いたメニューの提供を開始しました。
※加工・流通チェーン内でMSC認証の水産物と非認証の水産物とを確実に分別するための認証制度。詳細はこちら

ではいよいよ店内の様子を見てみましょう! MSC「海のエコラベル」付きメニューも食べてみます。後編に続きます!

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Writer:浅野陽子 Yoko Asano
浅野プロフィール_small
フードライター&エディター。『dancyu』『AERA』『おとなの週末』『ELLE a table』『日経レストラン』など料理専門誌に多数執筆し、“食”限定の取材歴20年。
2015年にMSC日本事務所の初代アンバサダーに就任し、現在はMSC日本事務所のブログの公式ライターを務め、国内の漁港、飲食店、小売企業などを取材している。個人ブログ「フードライター浅野陽子の美食の便利帖」も更新中。
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