【フードライター浅野陽子の『海のエコラベル』現場より生中継！】
前回の「出航前準備編」に続き、第35昇喜丸の初航海前の祈願、「神事編」をお伝えします！漁船には絶対欠かせない重要行事だそうですが、普通の人はまず目にすることのない貴重な場面、たっぷりレポートしましたのでご覧ください！
焼津神社からの神主さんご到着後、昇喜丸のオーナーである明豊漁業の松永社長（右手前）と、乗組員の上層部メンバー一同が漁船全体を見渡せる「指令室」に集合。
船内の祭壇（どの漁船にも必ずある）に一礼し、
船と乗組員を榊（さかき）でお祓いします。
その後、神主さんに、船頭（＝「漁労長」とも呼ぶ、乗組員の中で一番偉い人）が指名したクルー1名がつき、船内のお祓い開始！
まず船の先端（船首）でお祓いし、
クルーが持つ塩と榊を交換して、
塩をまいてお祓い。
これを一連の流れとして、
次に船尾に移動し、また繰り返します。
神事を背後で見守るクルーたち。
さらに船の上の階にある「操舵（そうだ）室」、
階下の「機関室（エンジンルーム）」「冷蔵室」などくまなく回ります。
不安定な場所もぞうりでスイスイ回る神主さんに驚嘆･･･焼津港の漁船が神事を行う際、いつもこの焼津神社の神主さんが来られるそうで、さすが慣れていらっしゃいます。
船内全体をお祓いしたあと、最初の指令室に戻り、神主さんが「祝詞（のりと・出航前のお祝いの言葉）」を読みます。
松永社長が祭壇に豊漁祈願。
続いて船頭の佐藤さんが祈願し、
明豊漁業の親の親、（株）南食品の深澤喜峰社長も。
順に他の皆さんも。
これで神事はすべて終了。
全員で、開運のお酒で乾杯します。
船頭さんに「飲むでしょ？どうぞ」とすすめていただきました。
部外者なのにいいんでしょうか、、、
遠慮なくいただく(^^;
（だって、神主さんも飲まれてたもん！）
松永社長より、ひと言。
「こうして豊漁祈願をして、大漁は望んでいますが、なにより安全第一。大事な魚を海からいただき、乗組員も会社もその家族も、みんなで幸せになりましょう」という深いお言葉がありました。
ちなみに今回のご祈願で、昇喜丸の祭壇にお供えされた物です。
（乾杯で飲んだお酒）、鯛、フルーツ、
昆布、塩、キャベツ、なす、にんじんなどの野菜。
「厳密なルールはないけれど、鯛は必須」（松永さん）
船頭の佐藤さんです。明豊の塩釜ブログ記事でも書きましたが、一般的には船長さんが一番上のように思えますが、船頭さんは船長さんよりも上のポジション。船の航路、漁のタイミングなど出航中のすべての重要事項を決定します。
神事がすべて終わり、次回はいよいよ出航です！
MSCに関する詳しい内容は、下記までお問い合わせください。
MSC日本事務所サイト：http://www.msc.org/
Facebook： https://www.facebook.com/MSCJapan
東京都中央区日本橋兜町9-15 兜町住信ビル3階
03-5623-2845
japan@msc.org
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前回の「出航前準備編」に続き、第35昇喜丸の初航海前の祈願、「神事編」をお伝えします！漁船には絶対欠かせない重要行事だそうですが、普通の人はまず目にすることのない貴重な場面、たっぷりレポートしましたのでご覧ください！
漁船の心臓部「指令室」からスタート
焼津神社からの神主さんご到着後、昇喜丸のオーナーである明豊漁業の松永社長（右手前）と、乗組員の上層部メンバー一同が漁船全体を見渡せる「指令室」に集合。
船内の祭壇（どの漁船にも必ずある）に一礼し、
船と乗組員を榊（さかき）でお祓いします。
そこから船全体をくまなくお祓いする
その後、神主さんに、船頭（＝「漁労長」とも呼ぶ、乗組員の中で一番偉い人）が指名したクルー1名がつき、船内のお祓い開始！
まず船の先端（船首）でお祓いし、
クルーが持つ塩と榊を交換して、
塩をまいてお祓い。
これを一連の流れとして、
次に船尾に移動し、また繰り返します。
神事を背後で見守るクルーたち。
さらに船の上の階にある「操舵（そうだ）室」、
階下の「機関室（エンジンルーム）」「冷蔵室」などくまなく回ります。
不安定な場所もぞうりでスイスイ回る神主さんに驚嘆･･･焼津港の漁船が神事を行う際、いつもこの焼津神社の神主さんが来られるそうで、さすが慣れていらっしゃいます。
乗組員が祭壇に祈願
船内全体をお祓いしたあと、最初の指令室に戻り、神主さんが「祝詞（のりと・出航前のお祝いの言葉）」を読みます。
松永社長が祭壇に豊漁祈願。
続いて船頭の佐藤さんが祈願し、
明豊漁業の親の親、（株）南食品の深澤喜峰社長も。
順に他の皆さんも。
これで神事はすべて終了。
全員で、開運のお酒で乾杯します。
船頭さんに「飲むでしょ？どうぞ」とすすめていただきました。
部外者なのにいいんでしょうか、、、
遠慮なくいただく(^^;
（だって、神主さんも飲まれてたもん！）
大漁より大事なのは航海中の安全
松永社長より、ひと言。
「こうして豊漁祈願をして、大漁は望んでいますが、なにより安全第一。大事な魚を海からいただき、乗組員も会社もその家族も、みんなで幸せになりましょう」という深いお言葉がありました。
神事のお供え物の定番はこれ
ちなみに今回のご祈願で、昇喜丸の祭壇にお供えされた物です。
（乾杯で飲んだお酒）、鯛、フルーツ、
昆布、塩、キャベツ、なす、にんじんなどの野菜。
「厳密なルールはないけれど、鯛は必須」（松永さん）
船頭の佐藤さんです。明豊の塩釜ブログ記事でも書きましたが、一般的には船長さんが一番上のように思えますが、船頭さんは船長さんよりも上のポジション。船の航路、漁のタイミングなど出航中のすべての重要事項を決定します。
神事がすべて終わり、次回はいよいよ出航です！
MSCに関する詳しい内容は、下記までお問い合わせください。
MSC日本事務所サイト：http://www.msc.org/
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東京都中央区日本橋兜町9-15 兜町住信ビル3階
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