【フードライター浅野陽子の『海のエコラベル』現場より生中継!】
「サステナブル・シーフード・ウィーク2019」の期間中に行われたワークショップ、「エコパルなごや」での小学生向けイベント、開催レポートの後編です!(前編を読んでいない方はまずこちらをどうぞ)
前半のレクチャーに続き、後半は「おさかなクイズ」でさらに盛り上がる!
ワークショップ後半、レクチャーのあとは楽しいクイズタイムへ!前半30分のレクチャーで聞いた内容を、クイズ形式で確認します。みんな答えられるでしょうか?!
タラお姉さんとエビぞうお兄さんが出題したのは、こんなクイズです。MSCに関しては、
など。
そしてASCに関する出題は、
など、ちょっと引っかけ問題も含む全6問。大人のみなさんはわかりましたでしょうか?
(答えは上から順にMSC「静岡県/100ヶ国」、ASC「ブリ/○マル」です)
毎回、子供たちはいっせいに「はーい!」と手を挙げて、「ひろしまー!」「ブリー!」と元気に回答。
タラお姉さんたちから「正解はこちらです!」とスライドで発表されると、毎回ワー!と声が上がりました。
全問正解の子はいませんでしたが、会場内はヒートアップ!
大人もドキっとする良い質問が続出!
次に質問タイム。聞いてみたいことがある子には、立ち上がってもらいました。すると、
「なんでスーパーにはエコラベルが付いている魚と、ない魚があるんですか?」
「MSCのエコラベルが付くと、豪華な魚はもっと価値が上がるんですか?」
など、大人が考えつかないシンプルな良問が出てドキリ!
エビぞうお兄さんが
「エコラベルはまだ歴史が浅く、スーパーにないことも多いです。そのときはぜひお店の人にエコラベルの付いた魚はありますか、と聞いてください。そうやって1消費者であるみんなが興味を持っていることをお店の人が知ることで、どんどんエコラベルの魚が買えるようになり、社会が変わっていきます」と回答。
本当にそうですね。小さくても声を上げることから、地球の海が変わっていきます。
参加した小学生の声を聞いてみた!
会場にいた生徒さん2人に個別インタビューも行いました。「今日、魚の話を聞いてみてどうだった?」とエビぞうお兄さんが聞くと、
「天然の魚が減っていることを知らなかった」
「養殖にはいい養殖と、決まりを守らない養殖があることを初めて知りました」
とのこと。
2人ともお母さんの買い物には一緒に行くそうで、「スーパーではMSCラベルが付いているものを探して買おうと思います」と話してくれました。
これでレクチャーは終了、最後に特別講師の長屋さんが「ぜひおうちに帰って、今日みなさんが聞いたことを家族や友達にも話してみてください。そこから海を守る輪が広がって行きます」と言われました。
そうですね!子供たちが感じたことを、海の状況を知らないきょうだいやご両親が知って、海のエコラベル製品を探してくれれば、もっと増えていくでしょう!
参加いただいた小学生のみなさん、先生方、そしてエコパルなごやのスタッフの方々、ありがとうございました。MSCスタッフの皆さんもお疲れさまでした!
「サステナブル・シーフード・ウィーク2019」は、明日の10月31日(木)まで。
豪華なサステナブル・シーフードが当たる #fishface投稿キャンペーンの応募も、31日が締め切りです!
応募の詳細はこちら↓から。
サステナブル・シーフードのInstagramアカウントをフォローして、ASC・MSCラベルと一緒に撮った楽しい魚顔(フィッシュフェイス)を投稿しましょう!
***********************
Writer:浅野陽子 Yoko Asano
フードライター&エディター。“食”限定の取材歴20年。『dancyu』『AERA』『おとなの週末』『ELLE a table』『日経MJ』など料理専門誌を中心に多数執筆、2015年にMSC日本事務所の初代アンバサダーに就任し、現在はMSC日本事務所のブログの公式ライターを務め、国内の漁港、飲食店、小売企業などを取材している。個人ブログ「フードライター浅野陽子の美食の便利帖」も更新中。
***********************