こんにちは。MSC日本事務所スタッフです。

今月6月は環境月間、そして今日8日はワールド・オーシャンズ・デイ/世界海洋デーです。
そこで今日のMSC日本事務所ブログでは、6月1日にMSCがグローバルで発表した『環境インパクト報告書2017』についてご紹介します。

環境インパクト報告書2017

MSC設立20周年の節目となる今年の報告書は、この20年の歩みを中心に構成されています。
冒頭では、MSC認証漁業数の推移などのまとめが掲載されています。

MSC認証漁業数の推移

MSC漁業認証基準の初版が発行されたのが、1999年。
翌2000年に、西オーストラリアのイセエビ漁業が世界初のMSC認証を取得しました。
それから2016年までの17年間で、MSC認証漁業数は全世界で約300まで増加しました。
日本国内でも、昨年11月に誕生した宮城のカツオ・マグロ類漁業を加えて、3漁業がMSC漁業認証を取得しています。

宮城・塩釜の明豊漁業

『環境インパクト報告書2017』は、大きく分けて3章からなっています。

第1章

第1章では、MSC認証漁業による継続的な海洋環境の改善のために、どのような取り組みが行われているかを説明しています。
その一つとして、MSC認証漁業が実施した措置によって、地球規模での改善が認められるかどうかを調べるため、世界中の広域海洋生態系(LME)上に、認証水産物の漁獲量をマッピングするプロジェクトを開始しました。

世界における認証漁業の分布には差があり、現在は特に高緯度の漁業に集中しています。
高い生産性と多様性を誇るLMEの中には、MSC認証漁業の数が少ないものもあり、特に熱帯および南半球の途上国でその傾向が見受けられます。
こうした地域は、気候変動の影響を受けやすいことでも知られています。

世界の広域海洋生態系に占めるMSC認証漁業割合

第2章

第2章では、対象資源の持続可能性に焦点を当てています。
世界9つの地域における資源状態が、2000年以降どのように改善しているのか調べるために、MSCでは独立した第三者機関に資源評価の分析の作成を依頼しました。
その結果、多くの地域では、MSC認証を取得した漁業の操業域内で資源量が増える傾向があることがわかりました。

海洋環境

第3章

第3章では、持続可能な水産物の未来と、MSCの今後の活動に焦点を当てています。
MSC認証の取得を目指す小規模漁業のための取組みを紹介したり、2017年夏以降にASCと協働で発行する予定の新たな海藻認証基準、そして国連の持続可能な開発目標(SDGs)達成のために、MSCが担っている役割について、説明しています。

海藻認証基準

このように、MSC認証は世界の海に確実に変革をもたらしています。

ご興味を持たれた方は、『環境インパクト報告書2017』(英語版)がこちらからダウンロードできますので、ぜひご一読ください。
日本語版についても、近日中に要約版をMSCのウェブサイトのこちらのページにアップする予定です。

               

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