【フードライター浅野陽子の『海のエコラベル』現場より生中継!】
出航準備、神主さんを呼んでの神事がすべて終わり、いよいよ第35昇喜丸、初航海に向けて出航です!
出航のためアンカーを外し始めたとき、くもり空からどしゃ降りの大雨に!しかし、出航時の大雨は「(魚が)たくさん降ってくる」幸運の証拠だそうで、松永社長は大喜び!
しばらくすると雨はやみ、昇喜丸、出航です!
陸から離れると同時にプォーーーーー、という大きな汽笛が港一帯に響き、出航を見守っていた皆さんが一斉に両手を降って見送り・・・感動的な雰囲気でした。
出発を見届けた後、同じ焼津漁港内の別の船着場に移動して待機。さんざんあおってしまいましたが、実は今日は「大安」という佳き日に合わせた仮出航。神事と出航セレモニーを行い、本当の出航日は漁に合わせた潮を見て、数日後に持ち越されることに。
でも「初航海」は形だけでもきちんと行うため、港からいったん船を出し、湾を少し回遊して戻ります。
大雨が降ってきてはやみ、を繰り返していたとき、ふと、遠くに・・・
昇喜丸です!戻ってきました!
セレモニーとわかっているんですが、厳粛な空気の中、船が悠々と現れるとやっぱり感動します。
大きく旋回し(船は左通行)、港へ。
そしてここからが大仕事。船が近づくに連れ、陸にいるスタッフが走り出します。
船尾と船首、船の両端でアンカーをかけ、ともに引っ張り合いながら少しずつ陸に近づけます。
意外とこの微調整が大変。
上の操舵室から細かくアナウンスが出て、船と陸にいるスタッフで呼吸を合わせながら調整していきます。
20分ほどの作業ののち、無事入港完了。
無事仮出航が終了し、松永さんもひと安心の様子。
「船に掲げた何枚もの旗には、魚を運ぶ運送会社さん、うちの加工場の冷蔵ケースの会社さん、包材屋さん・・・この船が獲る魚を使い、商売をしている会社の社名が入っています」(松永さん)
「この船があって、漁師が命がけで大事な魚を獲ることで皆さん商売をされている。『船に感謝』という気持ちを込めて旗を揚げ、今回の初出航を盛り立ててくださいました」
「昨年の第8豊國丸(相対船※)に続いて初の自社所有船、第22明豊丸を持ち、自社船2号目となる第35昇喜丸を持てた。明豊丸はかわいい長男、昇喜丸は次男坊ですね」と顔をほころばせながら語る松永さん。
※相対船=獲った魚を直接もらい受ける契約をしている他社の船
「スウェーデン皇太子が当社を訪問されたときも感じましたが、われわれ漁業者は、魚を大事にしつつ商売につなげるMSC認証制度を、もっと進めなければいけない。日本では先駆者の私たちがその役割を担い、もっと盛り上げるよう頑張ります!」
松永さん、取材をサポートしてくださった南食品の宮島さん、昇喜丸に関わるすべての皆さん、本当におめでとうございます!そして貴重な取材、ありがとうございました!
MSCに関する詳しい内容は、下記までお問い合わせください。
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出航準備、神主さんを呼んでの神事がすべて終わり、いよいよ第35昇喜丸、初航海に向けて出航です!
出航時の大雨は大漁の運
出航のためアンカーを外し始めたとき、くもり空からどしゃ降りの大雨に!しかし、出航時の大雨は「(魚が)たくさん降ってくる」幸運の証拠だそうで、松永社長は大喜び!
しばらくすると雨はやみ、昇喜丸、出航です!
陸から離れると同時にプォーーーーー、という大きな汽笛が港一帯に響き、出航を見守っていた皆さんが一斉に両手を降って見送り・・・感動的な雰囲気でした。
「大安」の日取りに合わせた仮の出航
出発を見届けた後、同じ焼津漁港内の別の船着場に移動して待機。さんざんあおってしまいましたが、実は今日は「大安」という佳き日に合わせた仮出航。神事と出航セレモニーを行い、本当の出航日は漁に合わせた潮を見て、数日後に持ち越されることに。
でも「初航海」は形だけでもきちんと行うため、港からいったん船を出し、湾を少し回遊して戻ります。
大雨が降ってきてはやみ、を繰り返していたとき、ふと、遠くに・・・
昇喜丸です!戻ってきました!
セレモニーとわかっているんですが、厳粛な空気の中、船が悠々と現れるとやっぱり感動します。
大きく旋回し(船は左通行)、港へ。
陸、船の先端、操舵室全員で着岸
そしてここからが大仕事。船が近づくに連れ、陸にいるスタッフが走り出します。
船尾と船首、船の両端でアンカーをかけ、ともに引っ張り合いながら少しずつ陸に近づけます。
意外とこの微調整が大変。
上の操舵室から細かくアナウンスが出て、船と陸にいるスタッフで呼吸を合わせながら調整していきます。
20分ほどの作業ののち、無事入港完了。
船への感謝の気持ち
無事仮出航が終了し、松永さんもひと安心の様子。
「船に掲げた何枚もの旗には、魚を運ぶ運送会社さん、うちの加工場の冷蔵ケースの会社さん、包材屋さん・・・この船が獲る魚を使い、商売をしている会社の社名が入っています」(松永さん)
「この船があって、漁師が命がけで大事な魚を獲ることで皆さん商売をされている。『船に感謝』という気持ちを込めて旗を揚げ、今回の初出航を盛り立ててくださいました」
“もう一歩先へ”の願いが自社船で実現
「うちの会社は、他の船が獲ってきた魚を市場で買い、商売していました。その“もう一歩先に進みたい”と願い続け、ついに船を持てました。それが『一本釣り』という伝統漁法で海にも優しく、MSC認証も取得できた。嬉しい限りです」「昨年の第8豊國丸(相対船※)に続いて初の自社所有船、第22明豊丸を持ち、自社船2号目となる第35昇喜丸を持てた。明豊丸はかわいい長男、昇喜丸は次男坊ですね」と顔をほころばせながら語る松永さん。
※相対船=獲った魚を直接もらい受ける契約をしている他社の船
魚を大事にしながら商売する=MSC認証
「スウェーデン皇太子が当社を訪問されたときも感じましたが、われわれ漁業者は、魚を大事にしつつ商売につなげるMSC認証制度を、もっと進めなければいけない。日本では先駆者の私たちがその役割を担い、もっと盛り上げるよう頑張ります!」
松永さん、取材をサポートしてくださった南食品の宮島さん、昇喜丸に関わるすべての皆さん、本当におめでとうございます!そして貴重な取材、ありがとうございました!
MSCに関する詳しい内容は、下記までお問い合わせください。
MSC日本事務所サイト:http://www.msc.org/
Facebook: https://www.facebook.com/MSCJapan
東京都中央区日本橋兜町9-15 兜町住信ビル3階
03-5623-2845
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