MSC漁業認証の審査の流れ
審査プロセス


ここでは、MSC漁業認証を取得するための審査プロセスについて説明します。

MSC漁業認証を取得するには、「本審査」と呼ばれる審査を通過する必要があります。

本審査には、通常、9か月~18か月かかります。

まず、3~4人の審査員から構成される審査チームが結成され、発表されます。
それと同時に、その漁業が本審査に入ることが、発表されます。
ここからは、公開された、透明性の高いプロセスになります。

最初に、現地訪問が行われます。
審査チームは、漁業者、業界団体、行政、NGOなどを訪問し、審査に必要な情報を収集します。
必要な情報としては、水揚げデータ、資源状態を示す論文など、混獲種の情報、漁法、管理体制にかかわる情報などです。
 その後、審査チームは得られた情報を、MSCの規準に照らし合わせて採点します。

この後、審査チームは段階に応じて複数の報告書を作成します。

まず、クライアント向けの内内の報告書。
クライアントが目を通したら、次に、2名程度の外部査読者向けの報告書。
外部査読が終わったら、一般公開用の報告書。
パブリックコメントを受けて、最終報告書。

この「最終報告書」にて、認証の可否が決定されます。

その後、約3週間の「異議申し立て期間」があります。
この期間に異議申し立てがなければ、最終的にMSC漁業認証が授与されることになります。
(異議申し立てがあった場合は、独立裁定人の判断を仰ぐことになります)

このように、一度本審査に入ると、そのプロセスは世界に向けて公開されることになります。
また、9か月~18か月と、時間もかかります。
そのため、本審査に入る前に、事前の準備をしっかり行うことが非常に重要です。


その準備を円滑に行うために、MSCでは、認証機関による「予備審査」を行うことを推奨しています。
予備審査は、あくまでも任意であり、非公開で行われます。

予備審査では、審査員による現地訪問が行われ、本審査と同様の採点がされます。
これによって、本審査に入った場合の認証取得の可能性と、本審査に入る前にクリアするべき課題を明らかにします。

(西オーストラリアの事例では、州政府の指導のもとで、州内のすべての漁業に対して予備審査が行われました。)


さて、予備審査、本審査を経て、無事に認証に至ったとします。
その場合、認証の有効期間は5年間です。

認証取得後も、年に1回、年次監査があり、漁業の状況をチェックします。

また、5年目以降も認証を継続するためには、4年目に更新審査を受ける必要があります。

このように、一度認証を取得したらそれで終わりではなく、継続して監査・審査を行うことにより、その漁業が間違いなく持続可能であるという信頼を得ることが出来ています。


               

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