「MSCってなんですか?」
「海のエコラベルってなんですか?」

日本でも少しずつ知られてきたMSCの「海のエコラベル」
でも、どんな制度なのかわからない人も多いはず。
ここでは、そんな「MSCって何?」にお答えしたいと思います。

MSCは英語の"Marine Stewardship Council"の頭文字をならべたものです。
日本語では、「海洋管理協議会」という意味です。

MSCは本部がイギリスのロンドンにある国際的な非営利団体で、世界中の海から乱獲をなくし、すべての漁業が持続可能になっていくための活動をしています。

MSCはそのために、「海のエコラベル」と呼ばれるマークを使います。
みなさんはお店で、「海のエコラベル」がついた商品を見たことがありますか?
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これが、MSC「海のエコラベル」です。
MSCラベル(横)

「海のエコラベル」は、その商品に使われている水産物が、持続可能で環境に配慮した漁業で獲られたことを示しています。

例えば、みなさんがよく知っているマクドナルドのフィレオフィッシュ。
アメリカ・カナダ・ヨーロッパ・ブラジルのフィレオフィッシュのパッケージには、MSC「海のエコラベル」がついています。
これは、フィレオフィッシュの原料となる白身魚が、アラスカのスケトウダラやニュージーランドのホキのような、持続可能な漁業によって獲られた魚であることを証明しています。
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                                                              ©McDonald’s

でも、なぜこのような制度が必要なのでしょうか?

じつは、世界中で、魚の獲りすぎが大きな問題になっています。

魚は生き物ですから、泳がせておけば、自然に卵を産み、成長し、増えていきます。
増えた分だけを獲っていれば、毎年獲っていても減ることはありません。
しかし、卵を抱えた親の魚や、これから親になる小さな魚を一網打尽にしてしまったら、魚は次の世代を残していくことはできません。

魚を獲りすぎてしまうと、一時的には大漁でも、近い将来に魚がいなくなっていまします。
魚がいなかったら、漁師さんも漁を続けることができません。
魚がいなかったら、子供たちが大きくなったときに、食べる魚がありません。

このように海から魚がいなくなってしまうのを防ぐために、私たちMSCは、漁業者のみなさんだけではなく、流通加工業者や小売店と協力して、消費者が「持続可能な水産物」を選ぶことができる仕組みづくりをしています。

現在の日本では、資源が豊富な魚も、枯渇しかかっている魚も、区別されずに同じように店頭に売られているのが現状です。

しかし、MSC「海のエコラベル」の制度が広がれば、消費者は持続可能な水産物を選ぶことができます。
消費者が持続可能な魚を優先的に選ぶようになれば、いい取り組みをしている漁業者さんたちを応援することができます。
そうすることで、日本や世界の海から「魚の獲りすぎ」をなくしていくことができるのです。

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欧米ではMSC「海のエコラベル」の制度が広がり、消費者が持続可能な魚を選ぶ社会になってきました。
日本ではまだまだMSC「海のエコラベル」がついていない魚がほとんどですが、少しずつ増えています。

もしお店でMSC「海のエコラベル」のついた水産物を見かけたら、ぜひ買ってみてください!
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みなさんの小さな選択が、日本の水産物のマーケットを確実に変えていきます。
そのことが、海の未来を守り、日本の魚文化を守ることにつながるのです。

MSCの定める「持続可能な漁業」について知りたい方は「持続可能な漁業って?」をご覧ください。

               

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